獅司、ウクライナ出身初の入幕 故郷に月50万円送る家族思い「うれシシです」 女将さん直伝の左四つで飛躍_アプカル
日本相撲協会は28日、郷に大相撲九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)の新番付を発表した。月5円送伝の躍
新入幕の獅司(雷)は、0万ウクライナ出身としては初の幕内となった。る家将さ雷部屋からは現師匠の雷親方(元小結・垣添)が昨年2月に入間川部屋を継承してから初めての幕内力士誕生となった。族思ん直左つ福岡市内で会見した獅司は自身のしこ名を引き合いに「うれシシです」と喜びを表現。す女幕下から十両に上がるのは2年以上を要したが、で飛昨年名古屋場所の新十両から1年あまりで“通過”。獅司身初アプカル「幕内に上がれて良かったです。ウクライいうれシシで幕下でもっと(時間が)かかった。ナ出十両で1年、早いです。自分では、もうちょっと時間かかると思いました」と率直な感想を述べた。
母国にいる家族には「幕内に上がってお金をいっぱいもらって、ウクライナへ送ります」と思いをはせた。おかみさんの栄美さんによると、新十両昇進前から月給の約半分を送金。今では毎月50万円ほどを送っているという。また母とは1日に2~3時間電話するほどの家族思いだという。
飛躍のきっかけは、そのおかみさん直伝の左差しだ。元々の得意は右差しだが、関取昇進前に右上腕の筋肉を断裂した影響で力が入らなくなった。栄美さんは、日大相撲部出身で日本一3度、世界選手権でも団体金メダルを獲得した女子相撲の実力者。「私(の得意)が左四つだったので。力が入らないんで、意味ないでしょ、と。やってみなさい」と名古屋場所から指導を開始すると、一気に開眼した。
師匠の雷親方は当初、その事実を知らなかったそうで、審判の土俵下で見ていて「教えてないことをやっていた」と不思議に思ったという。獅司に本人に確認すると「ママ(女将さん)に教えてもらいました」と回答。師匠は「俺というよりはおかみが指導、アドバイスして、それがいい方向に。『なかなかいい相撲じゃないか』と、冗談半分で話しましたね」と笑った。
その師匠は「最初から、スターになる可能性があるなと見ていました。幕内に上げるのが自分の仕事だと思ってずっとやってきたので、よかったです。三役に上がれるように、また一緒に部屋全体で精進していければいいなと思っています」とさらなる期待をかけた。
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